賃貸併用住宅は自宅部が半分以上あれば住宅ローンが使えますが、(建売ではなく)土地から購入するということと、賃貸部がついているということで、取り扱いがない金融機関もあります。
おおむね以下のようなことが言えますが、状況は常に変わっているので、実際には各金融機関に取り合わせるなどして確認をお願いします。
取り扱い金融機関
・都市銀行
取り扱い可能
みずほは、賃貸併用住宅用のローンができてます。ただし、業者の指定があるようなので、ある程度大手のハウスメーカーや工務店でないと対象にならない可能性があります。
不動産投資用のローンと合算して借入可能額を見ていると思われるため、不動産投資の借り入れ額が多いと使えない可能性有。
・地方銀行
銀行による取り扱いの差が大きい。HPでの確認や問い合わせを。
・信金
取り扱っているところが多いと思われる。
私の場合地元の2信金とも、取り扱いOKで、不動産投資用のローンとは別枠で見てくれるなど、都市銀行・地方銀行に比べると金利は高いが、柔軟に取り扱ってくれる印象。
・フラット35
投資用は不可。自宅部分のみには出してくれるが、賃貸部分は不可のため、事実上使えない。
・ネット系
投資用を取り扱っていなかったり、土地からの場合取り扱っていないところがある。
既存の住宅ローンの扱い
すでに住宅ローンで自宅を所有している場合、自宅の売却を約束するか、残債をすべて返済するか、を求めるところが大半でした。
ただ、その取扱いは本人と当該住宅ローンを出している金融機関の間の問題であり、新規に出す金融機関としては、感知しないというところも一部ありました。
優先順位
やはり、まず都市銀行ですね。
金利は安いし、病気やがんになった時に住宅ローンをゼロにするオプションをつけられるなど、魅力的です。
住宅ローンや不動産投資用のローンを借りていなければ、問題なく使えるのではないかと思います。
次は地方銀行ですが、不動産投資家などすでにローンを借りている場合は、借入可能額を上回りNGとなる可能性があるので、最後は信金を頼るということになろうかと思います。
私のケース
私の場合、不動産投資用の借り入れが2億円くらい、住宅ローンもありで、かなり苦労しました。(3年位前の情報です)
20か所くらい当たって、反応良かった都銀、地銀もあったのですが、最終的には信金2行からだけOKとなりました。
あやうく、融資特約期限が切れて土地契約を解除しなければならない状況に追い込まれそうになりましたので、不動産投資の借り入れがある方は並行して複数当たることをお勧めします。
また、できれば、今の住宅ローンは残したままとしたかったのですが、その2行からは、売却または残額全部完済が求められたので、貯金等かき集めて返済しました。
最後に
住宅ローンは各行いろいろなプランを出していますし、状況により変わるので、(上記をうのみにせず)ご自身でよく調べてご確認くださいね。