賃貸併用住宅づくりに参考になる本

賃貸併用住宅

私が賃貸併用住宅を作るにあたって読んできた本を紹介しましす。

①「知っている人だけが得をする ローン0円住宅の作り方」(午堂 登紀雄/著)

 投資やビジネス、健康と多岐にわたる著書を出されている午堂さんが自身の賃貸併用住宅づくりを体系的にまとめられた本です。

 もともと、午堂さんの考え方や物事へのアプローチの仕方が好きで自分の感性とも合って、わかりやすく書かれているので、たくさんの書籍を読んでおりました。

 本書でも必要な情報は網羅されているし、いろいろ研究・検討された内容が書かれています。特にコストダウン、収益性への取り組み、工務店探しについて参考になります。

この経験を踏まえてコンサルもやられているようですが、基本的には(業者さん側ではなく)作る側(オーナー側)として取り組み、執筆されているので信頼性も高いし、作る側にとって有益な情報が多いです。

②「住宅ローンで不動産投資を行う方法 ―自宅は住居付き収益物件を買いなさい」(星 輝/著)

不動産投資家・コンサルタントの星さんが書かれた本。物語になっていてとても読みやすいです。

どちらかというと投資の側面に寄ったもので、住宅ローンをいかに活用するか、活用できるのがいかに有利か、ということが分かります。

2011年の出版と少し古いですが、賃貸併用住宅関係に興味がある方には、今でもおススメです。

③「月々のローン返済を軽くする 賃貸併用住宅」(進藤 強/監修)

建築家の進藤さんが監修された本。

建築家が設計した賃貸併用住宅が集められているのでかっこいいです。

ただ、凝ったデザインや贅沢な空間、収益性は相当土地の使い方をしているのが多いので、収益性は相当厳しいと思います。

写真や図面も多く載っていますので、見て、妄想して楽しむには良いです。また、収益性は劣ってもかっこいい住宅を作りたい方も参考になると思います。

④「不動産投資は住宅ローンを使え! 」(箕作 大/著)

自身で賃貸併用住宅を作り、その後賃貸併用住宅を作る会社を作った箕作さんの本。

自身の体験に基づき、その効果、魅力等が簡潔に、分かりやすく書かれています。

会社の宣伝も兼ねた本になっていますので、それを頭に入れて読む必要がありますが、業者さん側の視点(作り手側への訴求ポイント)も知ることができます。

値段も安く読みやすい1冊です。(中古だと相当安く出てますね)

基作さんは、不動産投資家向けに新築アパートの会社も立ち上げてますが、最近調べてみると賃貸併用住宅は取り扱わなくなってみたいですね。

①~④は、私が作る前に読んでいた本なので少し、古いものとなっています。

最近の本も見てみようと読んだのが以下です。

⑤「はたらくおうち 賃貸併用住宅: 次世代の新しい資産運用のかたち」(沖村 鋼郎/著)

「はたらくおうち」という名前で賃貸併用住宅を取り扱っている業者さんが書かれた本です。

最近の情報や間取り例なども盛り込み、幅広く必要な情報が書かれています。

あまり、宣伝色は強くないですが、専門家(業者)の力を借りないと難しいですよ、という書き方がされているところがあります。どういう部分が大変かというのを把握するのには良いのではないでしょうか。(大変さの度合いは、ここに書かれているほどではないと思いますが・・)

「はたらくおうち」さんの無料セミナーを受けるとこの本は無料でもらえますが、その後の営業とセットにはなってくるので、ある程度知識を増やし、スタンスを固めてから、業者さんへアプローチする方が良いと思います。(営業されても、スタンスが固まるまでは安易に受けない、情報収集の段階と割り切って対応できる方であれば、資料請求しても良いと思いますが・・)

⑥「クズ土地から1億円の家賃をたたき出す、本当の「儲かる家」(大長 伸吉・丸茂 雄二/著)

※2021/2/14追加しました

不動産投資家・コンサルタントの大長さんと大工・工務店経営の丸茂さんが書かれた本。比較的最近の賃貸併用住宅について出版されたものとして読んでみました。

崖地や傾斜地という「クズ土地」を安く購入して利回りを上げるというアプロ―チでなるほど、という部分も多かったです。ただ、本書にも書かれているように、これらを予算コントロールしながら処理できる工務店が必要で、その見つけ方が書かれていなかったので残念でした。大長さんや丸茂さんの会社に依頼を、ということなのかもしれませんが。

また、通常のやり方と本書のセオリーの比較(あいまいな目標設定の業者から紹介された土地VS自ら目標をもって探した土地など)は、不動産業界の収益構造、それぞれの関係者の立ち位置の違いなどが明確になり、これから不動産投資を勉強していこうという方には、参考になります。

著者の立ち位置やアプローチが違う本を紹介しました。

今後、最近出ている本も、目を通しつつ追加していきます。

不動産投資の側面もあるので、不動産投資の勉強は別途しましょう。

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